私が腸活を知ったのは約10年前。
その頃は腸活という言葉はなかったものの、
腸の調子を整えることであらゆる不調が良くなる、
メンタル面で幸せを感じにくい人やアレルギー、アトピーにも効くとの情報で
今まで看護大学で習ってきたことと全く逆だと稲妻に打たれたような衝撃でした。
大学病院で初めて配属されたのは産婦人科。
勤めていた頃、私は看護大学で習ったように病気の人を治す!と意気込んでいました。
でもなかなか思うようにいかない、そんな日々が始まったのでした。
お薬の副作用に悩まされる患者さん、ただでさえホルモンバランスで揺らぎやすい女性患者さんは
病気や不調に振り回されていました。
なんのためにここで働いてるんだろう。
自分の理想と全然違う…
長期間点滴をしている方は皮膚がボロボロになってしまい、薬の作用・副作用は
即効性はあるもののものすごいのだと身をもって知りました。
私ができることは何なのだろう。
必死になって探していました。
それから少し経って、高齢の方が多い病棟に配属された時は
大腸癌により全身転移し、手術が不可能な方もらっしゃいました。
思い描く老後の楽しみもあったのだと思いますが
その思いはその後叶うことがありませんでした。
それまで大好きだったものも諦めざるを得なかったのです。
その患者さんが病棟で過ごされたのも約1ヶ月程度。突然のお別れがやってきました。
患者さんを通して本当にいろんなことに気づかせてもらいました。
お金も時間がどれだけあっても健康こそが必要不可欠。
後になって後悔しても、もう取り戻すことができないのです。
現在はガンは2人に1人の時代です。
なぜそうなのかじっくり考えるとその背景が見えて来ます。
腸活を通じて今一度立ち止まって
自分の人生の方向を見つめ直す機会になればと思っています。
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